美容部員はお客さんのキレイを実現する職業

美容部員とは、化粧品などを買い求めにきたお客さんに対してカウンセリングを行ったり、悩みに対してアドバイスをしたりする職業のことです。
自身の知識やスキルを活用してお客さんに適した化粧品やヘアケア製品などを提案し、業務内容には実際にお客さんにメイクを施すこともあります。

消費者側からすると、数ある化粧品の中から自分に合う化粧品はどれなのかを選ぶことは、決してハードルの低いものではありません。自分の肌質や髪の色、好みのファッションなどから化粧品や似合うメイクを希望するものの、製品の特長や色が与える印象の違いなどは専門的な知識がなければ簡単には分からないものです。

ですが、そこで必要となってくるのが美容部員の力で、アドバイスを受けながら納得の製品を購入できるように、お客さんのお買い物のお手伝いをすることが主な業務となります。
働く場所はデパートやドラッグストアの化粧品売り場で、化粧品メーカーに就職をすると会社が個人に適した場所へ配属されますが、ドラッグストアに就職すると就業したその店舗で働くことになります。

トレンドに敏感で美容に興味があり、コミュニケーション能力のスキルが高く、お客さんの要望をするどくキャッチすることができる人に向いている職業です。
特にトレンドには遅れを取らなように情報収集や日々進歩する化粧品のリサーチなどを怠らず、メイクの技術を学び続ける努力も求められます。

なお、美容部員は化粧品やメイクに関する知識や技術が必要で、専門家として接客を行うため美容の専門学校で学んだ経験を持っている人がほとんどです。
美容部員になるには特別な資格や学歴などは不要とはなっていますが、何も知らずに美容が好きなだけでなれる職業ではなく、やはりある程度の知識を持っている方が就業するには強みになります。
また、民間資格なども取得しておくと就職活動には有利に働きますので、学ぶだけではなく、確かな知識や腕を持っていると確証できる資格は取っておいて損はないでしょう。